中島よしみっちゃんの本を読んで


最近中島義道の本を買い読み漁っているのですが、この人の読むと本当に哲学が体の隅々にいきわたっているなぁと思う。

書かれている文章も、時流に乗って金儲けするための本や奇をてらうような文ばっかを書く人、ただ本人が妄想しているだけの理想的なことしか書かない人のものとは違う。









なんというか、その書かれている文(思考、哲学)無しには生きていけないようなものというか。



他者に、


「俺はこんなことをしたり考えてきた、だから凄いんだぞ。俺に従え。」


と言いたいから書いたというより、


「俺はこの生き方しかなかった。そういう生き方を許さない人々の善良と言う名の暴力によって殺されかけた。俺の血のにじむような思考の結果とその生き方を聞いてくれ。」


という、虚栄なぞ無いただ自分の血を綴ったような文を残したいがために書いた文というような感じ。








こういうの、たまりませんね。


しかし、一般受けするようなものではないので、友人にオススメできないのが歯がゆいです。





とりあえず、


「哲学はただの衒学だ」
「難しい言葉ばかり使いやがって。自慢したいだけだろwww」


とか言う人は、この人の本を読むといいよと言ってみるテスト。