最近ネットで話題になった携帯小説「あたし彼女」を斜め読み。
まず一言。
ネットで叩かれるほど悪くはないかと。
要約はこちら→「あたし彼女」現代語訳
ストーリー・設定・構成自体は込み入ったものではありません。
しかし少女漫画よろしく主人公「アキ」の内面がよく描かれていて(ていうか、9割方主人公の独白、みたいな)、特に恋愛中のアキの心情を徹底的に、詩的に表現しているところなんか、感情移入しやすくていいんじゃないかな、と思います。相手の一挙一動に狂喜し、愕然とするとこもなかなか。ビッチ時代のアキとの対比ができていいです。
あと、アキの恋愛パワーで、トモが元カノという亡霊から離れてアキ個人を好きになるとこなんか、いいんじゃないですかね?あと、アキが流産したときのトモの反応がいいです。リアルだったら、その時点でアキの恋は終了でしょうけどね!
しかしまあ、
・アキの設定がビッチすぎること
・アキがトモを、なぜ他の男と違って惚れたか(あまりに恋への陥りが突然+やけに激しいのもちょっと)
・「みたいな」がさすがにうざい
この辺が気になりますけど。その辺も含めての携帯小説でしょうし。みたいな。
さて。
まあ、携帯小説は、
・読者層
・「セックス・レイプ・ドラッグ・妊娠・暴力・リアル」というフレーズ
・文体
・媒体自体
とかそんなんでよく馬鹿にされています。
が、そもそもエロゲやっている者としてはパッと見だけで馬鹿にすることは出来ないんですよ。。偏見を克服したいのは携帯小説層よりエロゲ層の方が多いでしょうし。
ちなみに私の恋愛のバイブルは君が望む永遠です。